自画像

Seiichiro Shikasho

生煌く

絵には作者が歩んできた道のりが描かれている。
四ヶ所 誠一郎は、筑豊炭田の中心であった飯塚で生まれ育った。筑豊盆地の至るところにピラミッドの形をしたボタ山があり、遠賀川は洗炭後の排水によって真っ黒に濁っていた。政府の石炭から石油にとのエネルギー政策によって炭鉱は潰され、街は失業と貧困にのみこまれていった。彼は、この貧困やアメリカによるベトナム侵略戦争等に心を痛め、社会問題にかかわるようになっていく。
時を経て、彼が70歳を過ぎた最初の家族との海外旅行先は、ベトナムのハノイだった。「鉄路の記憶-ハノイ」には、そのベトナムへの想いが描かれている。
彼の視線はにんげんに注がれており、これからもその想いを描き続けるだろう。
中央美術協会千葉支部に所属。2022年第39回千葉中美展「千葉県立美術館長賞」等々受賞。       

      
 

Works

  • 秋を奏でる

    秋を奏でる
    2019
    水彩 紙
    38.0 × 45.5 cm

  • 湖畔・夕景-ハノイ、タイ湖#1

    湖畔・夕景-ハノイ、タイ湖#1
    2019
    水彩 紙
    116.7 × 91.0 cm

  • 湖畔・夕景-ハノイ、タイ湖#2

    湖畔・夕景-ハノイ、タイ湖#2
    2019
    水彩 紙
    91.0 × 116.7 cm

  • 春の小径

    春の小径
    2020
    水彩 紙
    91.0 × 116.7 cm

  • 風よ運べ コスモスのうた 世界へ#1

    風よ運べ コスモスのうた 世界へ#1
    2020
    水彩 紙
    42.0 × 29.7 cm

  • 鉄路の記憶-ハノイ

    鉄路の記憶-ハノイ
    2021
    アクリル キャンバス
    120.0 × 100.0 cm

  • 秋の小径

    秋の小径
    2021
    水彩 紙
    31.8 × 41.0 cm

  • 山寺

    山寺
    2021
    ガッシュ・アクリル キャンバス
    100.0 × 80.3 cm

  • タローと散歩

    タローと散歩
    2021
    アクリル キャンバス
    100.0 × 80.3 cm

  • 赤レンガカフェ

    赤レンガカフェ
    2021
    アクリル キャンバス
    116.7 × 91.0 cm

  • 少年と森

    少年と森
    2021
    アクリル キャンバス
    100.0 × 80.3 cm

  • 小春日和

    小春日和
    2022
    水彩 紙
    41.0 × 31.8 cm

  • 命どぅ宝-ノーベース

    命どぅ宝-ノーベース
    2022
    アクリル・油彩 紙
    116.7 × 91.0 cm

  • 生  煌く

    生 煌く
    2022
    油彩 キャンバス
    116.7 × 182.0 cm

  • 未知への歩み

    未知への歩み
    2023
    油彩 キャンバス
    130.3 × 162.0 cm

  • 安らぎ或いは戦き

    安らぎ或いは戦き
    2023
    油彩 キャンバス
    130.3 × 162.0 cm

  • 縄文の安らぎを今に

    縄文の安らぎを今に
    2023
    水彩 紙
    24.2 × 33.3 cm

  • 普段着の秋

    普段着の秋
    2023
    水彩 紙
    24.2 × 33.3 cm

  • 大地を耕す

    大地を耕す
    2023
    水彩 紙
    45.5 × 53.0 cm

  • 風よ運べ コスモスのうた 世界へ#2

    風よ運べ コスモスのうた 世界へ#2
    2023
    水彩 紙
    24.2 × 33.3 cm

  • 風よ運べ コスモスのうた 世界へ#3

    風よ運べ コスモスのうた 世界へ#3
    2023
    水彩 紙
    24.2 × 33.3 cm

  • 手賀沼の晩秋

    手賀沼の晩秋
    2023
    水彩 紙
    41.0 × 31.8 cm

  • 焦土に挽歌  舞うコスモス

    焦土に挽歌 舞うコスモス
    2024
    油彩 ベニヤ
    90.0 × 90.0 cm